タイル外壁のメリットは?
モルタル・サイディング外壁との比較

住まいの印象を左右する「外壁材」選び
外壁は家の顔ともいえる存在。
性能面だけでなく、見た目やメンテナンス性なども含めて、外壁材選びは家づくりやリフォームの中でも特に重要なポイントです。
中でも人気の「タイル外壁」は、美しさと耐久性を兼ね備えた外壁材として注目されています。
今回は、タイル外壁のメリットを中心に、モルタル外壁やサイディング外壁と比較しながら、それぞれの特徴や違いについて詳しく解説していきます。
これから外壁リフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
|タイル外壁のメリットとは?
タイル外壁とは、粘土などを高温で焼き固めた「タイル」を外壁に貼り付けたものです。その最大の魅力は、耐久性と高級感の両立にあります。
① 圧倒的な耐久性
タイルは焼き物のため、雨風や紫外線に強く、数十年経っても劣化しにくいのが特徴。塗装の必要がほとんどなく、長期的に見てもメンテナンスコストを抑えられます。
② 高級感のある外観
タイル独特の重厚感と質感は、他の外壁材では出せない魅力。デザイン性も高く、色あせしにくいため、いつまでも美しい外観を保てます。
③ 防火・防水性能に優れる
タイルは不燃材であり、防火性に優れている点も安心。さらに、外壁全体の防水性も高く、雨漏りリスクの軽減にもつながります。
|モルタル外壁との違いは?
モルタル外壁は、セメント・砂・水を混ぜて塗り付ける工法で、昔ながらの日本の住宅にも多く見られます。
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・メリット
デザインの自由度が高く、職人の手仕事による独特の風合いが出せます。細かな凹凸やパターンを楽しめるのも魅力です。
・デメリット
クラック(ひび割れ)が入りやすく、定期的な補修や再塗装が必要です。また、タイルと比較すると耐久年数が短く、こまめなメンテナンスが求められます。
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|サイディング外壁との違いは?
サイディング外壁は、工場で成型された外壁材をパネル状に貼り付ける工法。現在の住宅では非常に多く採用されています。
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・メリット
施工が早く、コストパフォーマンスに優れています。デザインやカラーバリエーションも豊富で、比較的気軽に選べるのがポイントです。
・デメリット
耐用年数は10~15年程度で、定期的な塗装やシーリングの打ち替えが必要です。タイルに比べて耐候性が劣るため、長期的なメンテナンス費用は高くなることも。
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|結局どれがいいの?外壁選びのポイント
それぞれの外壁材にメリット・デメリットがありますが、選ぶ際には以下のようなポイントを基準にするとよいでしょう。
- コスト重視 → サイディング外壁
- デザイン性重視 → モルタル外壁
- メンテナンスの手間を減らしたい・長く美しさを保ちたい → タイル外壁
また、リフォームの場合は現在の外壁の状態や、下地との相性も考慮する必要があります。信頼できる業者と相談しながら、最適な選択をすることが重要です。
|まとめ:将来を見据えた外壁材選びを
タイル外壁は、初期費用はやや高めですが、美観・耐久性・メンテナンス性の三拍子が揃った優れた外壁材です。
モルタルやサイディングも魅力的な選択肢ですが、長期的な視点で見れば、タイル外壁の価値は非常に高いと言えるでしょう。
外壁材選びに迷ったときは、まずは専門業者に相談して、住まいに合った提案を受けてみてください。
大切な住まいを長く美しく保つための第一歩となるはずです。