モルタル外壁の特徴・メリットを解説！

外壁リフォームや塗装を検討されている方の中には、「モルタル外壁ってどうなの？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

現在ではサイディングが主流になりつつありますが、モルタル外壁もいまだに根強い人気があります。

本コラムでは、そんなモルタル外壁の特徴やメリット、そして塗装時に知っておくと得するポイントまで詳しくご紹介します！

■ モルタル外壁とは？

モルタル外壁とは、セメント・砂・水を混ぜて作られた「モルタル」を壁面に塗り重ねて仕上げた外壁のことです。

もともとは左官職人が一軒一軒手作業で施工しており、独特の風合いや質感が魅力。特に昭和後期から平成初期にかけては、日本の戸建て住宅の主流ともいえる存在でした。

現在ではサイディングボードが多く使われていますが、モルタル外壁にはそれにない「温かみ」や「職人技が光る仕上がり」があり、リフォームの際にもその魅力が再評価されています。

モルタル外壁は左官職人がコテで仕上げるため、模様やパターンに個性が出ます。「リシン仕上げ」や「スタッコ仕上げ」など、豊富なテクスチャでデザイン性の高い外観を実現できます。

モルタルは無機質素材であるセメントが主成分のため、非常に耐火性が高いという特徴があります。火災時に延焼しにくい点は、安全面でも大きな安心材料です。

モルタルは厚みのある素材なので、外からの音をしっかり遮断する遮音性にも優れています。道路沿いや交通量の多いエリアに住んでいる方にもおすすめです。

モルタル外壁は「一つとして同じ模様がない」ため、オリジナル感のある仕上がりを実現できます。ナチュラルな風合いを活かしたデザイン住宅との相性も抜群です。

モルタル自体は強固な素材ですが、表面の塗膜が劣化するとクラック（ひび割れ）などが発生します。定期的な塗装メンテナンスを行うことで、耐久性を高められるのがメリットです。逆に言えば、適切にメンテナンスすれば、長年にわたって美観と機能を維持できます。

モルタル外壁は再塗装によってまったく違う雰囲気に変えることも可能です。カラーや仕上げの種類を変えるだけで、まるで新築のような印象を与えることができます。

・自分だけの外観デザインにこだわりたい方

・遮音性・耐火性を重視する方

・長期的なメンテナンスを視野に入れている方

モルタル外壁は、手作業ならではの美しさと、素材が持つ優れた性能を兼ね備えた外壁です。

定期的な塗装によってさらに美観と耐久性を保つことができるため、塗装業者の選定がとても重要になります。

外壁の塗り替えを検討中の方は、モルタル外壁の魅力を再認識しつつ、信頼できる業者に相談してみてはいかがでしょうか？